怪しいECサイトに騙されないためのチェックポイント
私自身、ECサイトで買い物をすることが多々ありますが、欲しい商品を探している際に販売しているサイトが複数ある場合、価格や送料、発送までの日数などで複数のサイトでどこで購入するか検討することが多いと思います。
その際に怪しいサイトを見かける頻度が以前より多くなりました。
今回は怪しいECサイトに騙されないためのチェックポイントとして代表的なものをいくつかまとめてみたいと思います
ドメインで確認する
一番厄介なパターンは正規サイトをまるっとコピーしている場合です。
サイト名は同じにされてしまっていることもあるのでドメインで確認をすることをおすすめします。
よくあるパターンとして下記のような例が挙げられます。
正規のECサイト:https://⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎.co.jp/
偽物のECサイト:https://⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎.net/
ただし元々の正しいサイトのURLを知っていないと判断できないので注意が必要です
値段が安すぎる・価格がすべて同じ値段
全商品が相場よりもかなり安いサイトが見受けられます。
公式サイトでは通常の値段で販売されているのに、半額以下のものが多数あり、安くなっている理由もはっきりせず、ただただ安すぎる値段に設定されています。
特に他のサイトと価格で比較される場合は注意が必要です。
そして、なぜかサイト内の商品すべてがジャンル・定価問わず2,000円等の均一価格になっているなど値付け自体が雑なものもありました。
画像が歪んでいる
商品画像やロゴ画像が潰れていたり、歪んでいたりするのにそのまま掲載されているパターンです。
これは正規サイトからコピーして、無理やり偽サイトに当てはめるために起きていることが多いです。
ただ一概に言えないのが一部の正規のサイトでもたまに画像に問題があるまま掲載されていることもあるため注意が必要です。
日本語がおかしい
これは以前はよくあるパターンでしたが最近では一見わかりにくいことが多いです。ただよくよく読んでみると何か文末や助詞がおかしいこともあるので注意深く読んでみるとわかることがあります。
円ではなく元表記での販売
これは最近よくある事例だそうですが、¥1,000などの表記があり、日本人からみるとそれは千円と判断しますが、実際に購入し、請求額が約20倍となっていたケースが多発しているそうです
参考記事
通販サイトの「¥」表記、実は人民元 20倍の額で決済…相談相次ぐ:朝日新聞デジタル
日本円(JPY)中国人民元(CNY)とも「¥」で表記されるためその勘違いで起きてしまっているケースです。日本語のサイトで価格が「¥」表記なら起きうる勘違いですが、参考記事のケースでは特定商取引法で義務づけられている販売業者の名称や住所、電話番号などの表示がなく、この問題が明るみになってからサイトも閉鎖されているようです。
「特定商取引法に基づく表記」に記載されているサイトの運営会社の住所を調べると存在していないかでたらめである
上記の中国人民元で表記されていたサイトでは「特定商取引法に基づく表記」に記載すべきサイトの運営会社の住所等の記載がなかったようですが、記載されていたとしても調べてみるとまったく違う会社だったり、もぬけの殻となってしまっているケースがあるようです。
運営会社の記載があったとしてもその情報が正しいかどうかまで確認することが必要になります。
以上、今回は6つのポイントを挙げさせていただきました。
この他にも見抜くポイントは多々ありますし、騙す側もどんどん対策を進めているので上記を注意しても騙されてしまうことも出てくるかもしれません。
結局あらゆる情報をキャッチして自己防衛をすることが大事になってくると思いますので、また新しい情報があれば取りまとめてみたいと思います。