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株式会社イーツー・インフォの社員ブログ

自作キーボードのおすすめ

たまには趣味の記事でも、と思ったので自作キーボードについて紹介します。

自作キーボードとは……

私たちが普段使っているキーボードは、自分で作ることができます。作るといっても、

  • ほぼ完成品にキースイッチ&キーキャップを取り付ける
  • 自作キットをはんだ付けし、組み立てる
  • 自分で回路を設計・製作して、1から作成する

などの作り方があります。カレーを料理するときに、レトルトで作るか、カレールウから作るか、スパイスから作るかみたいなものです。

既製品ではなくわざわざ自作する理由は人それぞれかと思いますが、自分好みにカスタマイズできるのが魅力の1つです。

例えば、キースイッチやキーキャップを自分で選ぶので、好きなキーの押し心地や見た目にすることができます。購入できるスイッチは100種類以上ありますし、小指のキーだけ軽いキーにして…といったカスタマイズも可能です。

物理的な側面だけでなく、キーマップやマクロの設定も柔軟です。多くの自作キーボードはQMK/VIAというOSSのファームウェアを利用していて、各キーの役割を変更できます。特に、Remap(VIAをもっと使いやすくしたツール)に対応しているキーボードでは、こんな感じの画面で簡単に設定できます。ブラウザで動くので、ドライバーのインストールも不要です。

ErgoArrowsという自作キーボードのキーマップ設定画面

単純なQ, W, E…の設定だけでなく、レイヤー機能(ノートパソコンによくあるFnキーみたいな機能)やマクロ機能(Ctrl+Cなどを1つのキーに割り当てる機能)もあります。

おすすめの始め方

はんだ付けが必要ですが、自作キットを購入して作ってみるのが一番メジャーでおすすめです。

秋葉原のはずれに “遊舎工房” という自作キーボード専門店があります。
https://shop.yushakobo.jp/

ぜひ、通販ページで気になる自作キットを探してみてください。実店舗には展示品もあります。キットによっては左右分離型だったり、トラックボールがついていたりなどいろいろな種類があります。

気に入ったキットを買ったら、あとは手順書を見て作るだけです。実際に、はんだ付け・組み立てをしたものがこちら(上のRemapの画面とは別物です)になります。

Keyball44という自作キーボードの完成図。キーキャップを付ける前なので、キースイッチがむき出しになっています

購入前に、組み立て説明書を読み、難易度を想定しておくのがおすすめです。また、キットに同梱されていないけど必要なパーツ(キースイッチやキーキャップ、マイコンなど)も同時に購入しておくと良いです。はんだ付けには工具も必要なので、はんだごて、コテ台、はんだなどを別途用意しておきましょう。

はんだ付け済みのキットも一部販売されているので、はんだ付けをしたくない場合はそういった選択肢もあります。

また、遊舎工房さんの工作室では工具がレンタルできるそうです。追加料金で技術サポートも受けられるみたいなので、不安な方にはおすすめです

基板から自作も意外と簡単

最近、私は基板からキーボードを作ってます。まだ本格的なキーボードは作っていませんが、基板から自作するとかなり自由度が高いのが魅力です。

難しく聞こえますが意外と簡単で、マイコンのピンとキースイッチ、ダイオードを決まったルールでつなげるだけです。回路図はこんな感じで、ROW 0, ROW 1, COL 0, COL 1の4つをグリッド上に配置するだけです。

KiCadというOSSで作った、スイッチ4つのキーボード基板の回路図(抜粋)

これをCAD上で部品の配置・配線を決定して、作ったデータを業者に依頼すれば、基板が完成します。

中国にある基板加工業者には、最安だと、10cm×10cm以内の基板なら送料込みで5ドルくらいで作ってくれるところ(JLCPCBやElecrowなど)があります。失敗しても気にならない金額なので、気軽に基板を作れて助かっています。

また、ファームウェアも簡単です。QMKのエコシステムがコードやコンパイル環境をある程度自動で準備してくれるので、JSONなど設定ファイルを編集するだけでファームウェアがビルドできます。

注意点・免責事項

「やってみたけど、思ってたのとなんか違う…」となってしまうのは忍びないので、最後にちょっとだけネガティブな補足もしておきます。

コストはかかる

通常の自作キットでも1~3万円程度します。それにキースイッチやキーキャップを購入する必要がありますし、はんだ付けには工具も必要です。作業時間のコストも小さくなく、ミスやトラブルで動かないときにはデバッグ力・精神力も必要です。

そのため安く済ませるために自作しようとするのは、あまりおすすめできません。左右分離型のキーボード(既製品が少なくて価格も高い傾向があります)を使いたい場合などは、既製品より安く済むかもしれません。

自作なので自己責任

はんだ不良でLEDが光らないとか、ダイオードの向きを間違えていて一部キーが反応しないとかはよくあるミスです。はんだ付けの修正もできますが、場合によってはやり直しが難しいケースもあります。やり直そうとして基板を壊してしまったことが、私もあります。

遊舎工房さんのページでは、入門向けにキーが少なくて難易度の低い自作キットがおすすめされています。不安な方はそれから始めると良いと思います。

無線化は難しい

Bluetoothのワイヤレスキーボードも自作できるそうですが、いろいろと難易度・コストが高くなってしまいます。性能面でも、既製品レベルのバッテリー持続時間や通信品質を実現するのは困難なので注意が必要です。

最後に

ブログにかいておきたいネタは何個か溜まっていたのですが、ちゃんとまとめられないまま数ヶ月過ぎてしまったので、ひとまず今回は趣味のことをかきました。無条件におすすめできる趣味ではないですが、簡単なキットやはんだ付け済みキットならハードルは低いので、ご興味ありましたらぜひ。

ちなみに余談ですが、普段私が使っているキーボードはREALFORCE R3とHHKB Studioです。自作キーボードとはいったい……

  koni   2024年5月24日


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