ハマログ

株式会社イーツー・インフォの社員ブログ

ヘッドレス Chromeを使ってみる

スクリーンショットを機械的に取得する方法を探していたところ、Googleのヘッドレス Chrome ことはじめという記事にたどり着きました。
また、その後、QiitaのJenkinsにHeadless Chromeを入れて定期的にスクショをSlackに投げデザイン崩れがないかチェックするという素晴らしい記事を読むことができました。

上記を参考に動かしてみたところ、簡単に導入できたので、手順をまとめました。

やってみたのは、以下の3つです
  • Domの取得
  • PDF出力
  • スクリーンショットの出力
環境は以下の通り。
# cat /etc/redhat-release
CentOS Linux release 7.4.1708 (Core)

Google Chromeのインストール

Chromeをインストールします。yumでいれます。

historyより
1003  cd /etc/yum.repos.d/
1006  vi google-chrome.repo
中身
[google-chrome]
name=google-chrome
baseurl=http://dl.google.com/linux/chrome/rpm/stable/x86_64
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=https://dl.google.com/linux/linux_signing_key.pub
再びhistoryより
1007  sudo yum update
1008  yum install google-chrome-stable

共通事項

注:現在は、–disable-gpu を含めなければいけません。このフラグはそのうち不要になります。
ということで、全てのコマンドには–disable-gpuオプションを指定する必要があります。

Domの取得

Googleの記事にあるように、以下のコマンドを実行
–dump-dom フラグを使うと、document.body.innerHTML 標準出力に表示します。
とれました!
#google-chrome --headless --disable-gpu --dump-dom 

PDF出力

続いてPDFを出力してみます。
–print-to-pdf フラグを使うと、ページの PDF を作成します。
google-chrome --headless --disable-gpu --print-to-pdf  https://blog.e2info.co.jp/
こちらも出力できました!(崩れましたが)

スクリーンショット出力

最後にスクリーンショットを出力してみます。
スクリーンショットを撮るには、–screenshot フラグを使用します
Qiitaの記事に習って出力してみます。
google-chrome --headless --disable-gpu \
    --screenshot \
    --window-size=1000,800 \
    https://www.yahoo.co.jp/
文字化けしました。
フォントをインストールして再出力。
 yum install ipa-gothic-fonts
でました!
スマホ
google-chrome --headless \
  --disable-gpu --screenshot \
  --window-size=375,800 \
  --user-agent="Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 11_0 like Mac OS X) \
 AppleWebKit/604.1.38 (KHTML, like Gecko) Version/11.0 Mobile/15A372 \
Safari/604.1" https://www.e2info.co.jp/
夢が広がりますね。
CentOSChromeCLIHeadless ChromeHeadressLinuxscreenshotキャプチャクロームスクリーンショットヘッドレスヘッドレス Chrome

  kaneko tomo   2017年10月6日


関連記事

GitHub ActionsのArtifactを削除したい

GitHub ActionsのArtifactの上限よくわからなかったんだけど、…

【連載1回目】WordPress開発に便利なプラグインDebug Bar

wordpressのデバッグを行う為にwordpres4.0ローカル環境にDeb…

先日使えるようになったGitHub CopilotのChatとfor CLIが便利だった

今年、2023年2月にGitHub Copilot for Businessが正…


← 前の投稿

次の投稿 →