草津月 2018
気温30度で今日は割と涼しいな、と思ってしまう程度には感覚が狂ってきてしまっている……そんな夏。
乗り切るためにも、体調には気を付けていたのですが、夏休み前半はウッカリと頭痛で寝込んでしまったりしていました。
とはいえ、暑さがちょっとマシになった隙を突いて、ぶらり鎌倉へ。
一番初めに訪れた海蔵寺では、ノウゼンカズラが揺れてまして軒先につるされた提灯のようでした。
萩もちらほらとは咲き始めていたりもしたのですが、見頃としてはまだまだ先。
見渡した境内では、桔梗が楚々とした風情で咲いていました。
桔梗といえば紫のイメージが強いのですが、白や絞りもあるのですね。色合いのせいか、かなり涼やかな佇まいです。
海蔵寺を出て鎌倉駅へ向かう途中にある英勝寺。あまり寄る機会がなかったのですが、今回は足を向けてみることに。
こちらでは蓮の凛とした風情も素敵だったのですが……。
道産子としては、見事な竹林に俄然テンションが上がります。林になるほど竹があるのも凄いですし、高さにも興奮しますね!
勿論、静寂かつ厳かな竹林ですので、興奮は内心に秘めてはいたのですが写真撮りまくる姿には若干漏れていたかもしれません。
普段ですと、この辺りから北鎌倉までは徒歩で移動するのですけれども、流石にこの炎天下では無謀ですので素直に電車で一駅移動しました。
花のお寺と名高い東慶寺ですが、流石にこの暑さでは花も咲いていないかな……と思いきや。
女郎花がわんさと元気な姿を見せてくれました。そして、草陰にはひっそりと鬼灯も色づいてました。
ここだけ少し秋を先取りな雰囲気です。
円覚寺へは、あわよくば翡翠を見れないかしらと寄ったのですが、この暑さでは影も形も見れませんでした。
しかし、青空に映える百日紅は夏らしい華やかさでお迎えしてくれました。
高砂百合に芙蓉は、同じく青空に映えるのですが、白の花色が清涼感あって見ているだけで涼しい……気がします。
この後の残暑も厳しそうですが、萩などを見ながら乗り切っていきたいものですね。