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株式会社イーツー・インフォの社員ブログ

風待月 2019

令和に入ってからは、夏前だというのに暑い日が続きましたね。
既に夏バテになりそうな感じですが、今年の夏……乗り切れるか心配です。

何とか杞憂に終わることを願いつつ、梅雨入り前に出かけるはいつもの大船フラワーセンターです。

植物も暑さでバテ気味に見えるような日差しのもと、お目当ての花菖蒲の前にふらりと見てみたスカシユリは元気な咲きっぷり。

ユリ科は基本的には下向きに咲くので、受ける印象も他のユリ科の花と違って溌剌とした感じがします。
スカシユリは花弁の根本付近に隙間が出来て透かして見れるから透かし百合という名前がついているそう。
撮った角度がアレなのか偶々花弁がみっしりだったのか、写真ではあまり透かした感がありませんね。撮った時には名前の由来などは知らなかったので、もっとじっくり見て透かし部分を見てくればよかったと若干の後悔です。

そんなこんなで花菖蒲鑑賞なのですが、出かけたときには咲いている品種は半分くらいという感じでした。
また先月から続く暑さが酷かったせいか、咲いている花もややぐったり感もありつつ、フラワーセンターで見られる系統それぞれの花菖蒲を見ることができました。

まずは大船フラワーセンター作出の大船系から湘浦という品種です。
砂のような細やかな絞りが入っていて、淡い色合いがより柔らかに見える気がします。

江戸系で今回目を惹いたのは、和田津海という品種です。
江戸という単語に対する思い込みもあるのかもですが、江戸系は何となく雰囲気が鮮やかな気がします。

一転して伊勢系は、柔らかというか優しい雰囲気のような感じがします。
こちらの品種は天平の夢。名前のように夢見るような色合いが素敵です。

長井系は他の系統よりも、すっきりと爽やかな雰囲気を感じます。
萩小町というこの品種は花弁の色も相まって爽やかさが倍増しな感じでした。

肥後系は、ごっつり豪華なイメージなのですが、里桜という品種が凄い可愛い感じでした。
名が示すように色合いが桜っぽいからか、特に遠目からがふわっと可愛らしかった……んですが、いつも通りな写真の腕前がアレな感じで全く伝わらない気がしてます。無念。

下旬は梅雨真っ盛りな天候のなか、ラストチャンスとばかりに明月院へ紫陽花を見に参りました。

空模様があいにくな感じで予報でも雨とあったので、人は少ないのではと思いましたが……いやはや、甘かったですね。激混みでしたね。
以前は名所ともいえる丸窓の撮影行列が整理されてて吃驚したものですが、今回は御朱印の列も凄まじくて更に吃驚です。
ここに紫陽花鑑賞の人混みが加わって、紫陽花も最後の方にも関わらず混み具合はかなりのもの。とはいえ、人混みの隙をついて結構写真は撮れました。

明月院に多く植えられている紫陽花は、品種としてはヒメアジサイとなります。
空の青を溶かし込んだような美しい色は明月院ブルーとも言われて、梅雨空の一時に見る晴れ間のように心が洗われる心地がします。

手毬状に咲ききっている様も綺麗なのですが、個人的には咲き初めの雰囲気もなかなか捨て難い魅力と思っているのです。
また、ハートの形に咲いた紫陽花も可愛らしくて、ちょっとしたフォトスポットとなっていました。

明月院では殆どがヒメアジサイなのですが、他の紫陽花が無いわけではありません。
むしろ思ってたよりは他品種も多いな、というのが実感かもしれません。

てまり咲きもガク咲きも色々咲いていましたが、その中からお気に入りをピックアップしてみました。

ウズアジサイは花の縁がくるりと丸まっていて、可愛らしくもちょっと不思議な雰囲気がある品種。別名を「オタフクアジサイ」というのだそうです。
柏葉紫陽花は手毬でも額状でもなく、円錐状にみえる花の形状が特徴的な品種です。一重も八重もありますが、写真のような八重がワタクシは好みです。

去年を振り返ると三大紫陽花寺を回っていたりとアクティブ過ぎる感じでしたが、今年は中旬に少々体調不良だったこともあり明月院のみになってしまいました。
来年は体調に気を付けて、また紫陽花巡りをしたいものです。
これから梅雨が明ければ厳しい夏がやってきますし、体調にはより一層気を付けて植物鑑賞に励みたいです。

植物観賞

  K   2019年6月27日


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