SNSはパンドラの箱
今回は韓国の元祖SNSについて紹介します
いまやSNSは日常の一部分となっていますが、まだまだそこまで浸透していない2000年代初めごろ韓国でかなり流行っていたCYWORLD(サイワールド)というSNSがありました。当時はよく「韓国のmixi」という表現をされていました。
一人一人がミニホムピィというページを持ち、そこに日記や写真をアップし、コメントを残したりコミュニケーションを取るツールとして、社会現象にもなりました。
CYWORLDではCYWORLD内での通貨ドトリ(どんぐり)を使って、ミニホムピィの中で暮らす自分のアバター ミニミを着せ替えたり、部屋を充実させたり、ミニホムピィ自体のフレームを変えたり、流行りの音楽をBGMにできたり…
その頃から韓国に縁があって友達もいたので、わたしもミニホムピィを活用していました。当時は中高生でクレジットカードが使えずドトリが買えないため、友達にもらって少しだけカスタムしていました。
カスタムが充実しているユーザーはそれだけお金がかかっているので、当時はとても羨ましかった!
ただFacebookの登場により一気に人気も落ちてしまい、近年ではすっかり過去のものとなっていたうえ、急に2年ほど前にバックアップも取る余裕もないままサービス終了となり、ミニホムピィも見れなくなってしまいました。
しかし、誰もが忘れかけていたところ、今月になって復活するというニュースが入ってきました。
今は完全に見れなくなっているCYWORLDですが5月には3200万人もの会員データベースが復活するらしいのです!
あの時の写真や日記がまた読める!ということで喜ぶユーザーがいる一方で、開けてはいけないパンドラの箱状態の人もいるため賛否両論巻き起こっているようです。
きっと私のホムピィにも掘り起こしてはいけない15〜18年前の黒歴史がありそうです(笑)
当時はSNSに対してのリテラシーも低かったですし、自分の考えている範囲を超えた多くの人に情報を公開してしまっていることの重大性に気づいていなかったですからね..
そしてそもそもサービス終了してずっと個人情報保持してたの?とかですでに揉め始めている様子..
今利用しているSNSも忘れていた頃にいつどんな情報が掘り起こされるかわからないですし、デジタルタトゥーにならないように利用していかないといけないなと、懐かしさから嬉しい反面改めて気付かされたニュースでした。