七夜月 2021
梅雨明けたかと思えば、襲い来る暑さにげんなりとする日々です。
ステイホームで冷房に浸りきっているので、うっかり忘れがちなのですが本当に暑いものですね、夏。
そんなこんなで、梅雨明けならば湿気とオサラバだ! と浮かれて、ウキウキ蓮見に出かけたのです。
タオルを忘れて。
案の定、汗だくで酷い有様になってしまいましたが、蓮はたっぷり堪能できました。
大船フラワーセンターの早朝蓮見は、七月中は毎週土日開催(平日開催もあったようです)と大盤振る舞いでしたので、無理せず早く起きられたときにだけフラリと出かけることが出来ました。
蓮だと爪紅の品種が好きなのですが、花雲薄紅という品種は爪紅の色合いとふんわりした花弁の様子が相まって優しくも可愛らしい感じがお気に入りポイントです。
同じく八重咲でも色合いが変わると受ける印象も違ってきますが、杏花春雨という品種は、名前の印象もあるのか少し甘やかな可愛らしさを感じさせます。
紫玉蓮は、濃い花弁の色合いが目に鮮やかで華やかな雰囲気が気分をパッと上向きにさせてくれるようです。
次の品種は、大灑錦と小灑錦という斑蓮なのですが、大と小の違いが分からぬ粗忽なワタクシ。
違う角度ならわかるのかもしれませんが、まぁ、蓮って高い位置に咲くのでなかなか角度難しいですよね(届かなかった)。
蓮のふわりと開いた、たぶん二日目くらいの咲き加減も麗しくて好きですが、一日目も蕾から開きかけのような咲き具合もまた趣があって好きなのです。
一重咲きの白い蓮は、その名も白雪姫と記載がありまして、名にふさわしく楚々した趣と清涼な雰囲気が素敵でした。
可愛い感じという意味では玉楼台という蓮も良かったのです(一重の方)。大きな葉にふわりと咲い落ちているような雰囲気が何とも言えず可愛らしさ。
重弁一丈青という八重の白蓮は、壮麗な雰囲気が垣間見える咲き振りが印象深い感じでした。
蓮は何といっても撮る角度が難しいと個人的には思うのですが、下手の横好きというやつで気合は入ります。
そんな気合で滝のような汗を乗り越えて、今年の夏もやり過ごしていきたいものです。