鶏胸肉のネギ塩ごま油和えと鶏胸肉のスープのレシピ
「ブログに書くことが思いつかない。常備菜のレシピでも書くべか」
『常備菜のレシピ最高』
――ということで日曜の夜に作って、土曜の夜まで賄っている一品のレシピを書こうと思います。
「周りの記事が技術的な話とか季節の一幕とかを書いているところに、自分ところの常備菜のレシピ」を書くのはどうなんだろうと思わなくもないですが、暗闇の荒野に道を切り開くような気持ちでやってやるです。
材料
- 鶏胸肉 一枚から二枚 300~600gぐらい?
- 長ネギ 一束 スーパーに並んでる基準で一束。だいたい三本ぐらい?
- (好みと予算に応じて入れる)ほうれん草 一束 スーパーに並んでる基準で一束
- (好みと予算に応じて入れる)卵 三個ぐらい
- (好みと予算に応じて入れる)豆腐 絹ごしの三個一パックのやつ
- 粉末鶏がらスープ
- おろしショウガ
- おろしニンニク
- ごま油
- 塩、コショウ、味の素、しょうゆ、ラー油
作り方
・ほうれん草を入れるなら、先に洗って茹でて流水で冷やして水気を切っておく。
・鍋に水を入れて沸騰させる。鶏胸肉がひたひたになる程度、もしくはスープとして欲しい量を量って入れる。ウチだと1200cc。
・沸騰待ちの間に長ネギを洗って可食部分だけにして、青みが掛かっている部分を一センチ間隔で斜めにザクザク切る。
・鍋が沸騰したら、鶏胸肉の皮を剥いて入れる。
・鶏がらスープの素を分量分、切った青ネギ、チューブショウガと味の素を適当に入れて再沸騰させる。
・沸騰状態を維持する程度に火を加減して蓋して鶏胸肉を30分煮込む。30分経ったら火を止めて触れる程度まで冷ます。
・鶏胸肉を煮ている間に、ボウルに鶏がらスープの素を小さじ3、ごま油を60cc(小さじ12or大さじ4)、ほうれん草入れるなら醤油大さじ2、味の素、塩、コショウ、ラー油、チューブショウガ、チューブニンニクを、目分量で入れて混ぜる。
・残っているネギを小口切りにしてボウルに投入。ネギをほぐす感じで混ぜて和える。ほうれん草を入れるならネギがほぐれたあたりで三センチぐらいの長さに切って、“根っこ以外”の部分を追加してさらに混ぜる。根っこは鍋に放り込む。この辺で切れ端を味見して、不足があれば塩・コショウ・味の素・鶏がらスープで調味。
・煮上がった鶏肉をほぐすなり刻むなりして食べやすいサイズにする。
この煮方だと手でほぐせる程度に柔らかくなってる、はず。
・ボウルに鶏肉を入れて和える。ボウルのサイズにもよるが手でやるのが楽。
・できあがり。すぐ食べてもいいし、少しおいて味をなじませてもいい。
……もうちょっと続きます。
・スープに豆腐を、賽の目にするなり丸のまま入れてお玉で崩すなりして追加。
・スープを火にかけて、沸騰するのを待つ間に卵を溶いて、沸騰したところへ注いでかきたまにしてできあがり。
・余った鶏皮は塩コショウして油をちょっと引いたフライパンでパリパリになるまで弱火で焼いてせんべいにするとおいしく無駄なく食せます。
――こんな具合でございます。
元々は『鶏胸肉には疲労回復の効果がある』『回復成分は水溶性なのでスープにすると良い』ということでスープ目的で鶏胸肉を煮ていたのですが、
「この鶏胸どうすっぺ」
「齧ればよかんべ」
「……あんまうまくねえな」
「臭みがあるし味もしねえし塩も醤油も馴染まねえべ」
「にんにくじょうゆでヅケにしてもうまくなんねえな」
「マヨネーズつければ食えなかねえが、それでもうまくねえべよ」
と、茹でた鶏胸肉の処置に試行錯誤しているうちに主客逆転で鶏胸肉が主となってこんな感じになりました。
茹でるときに青ネギとショウガで臭み消して、ネギ塩ごま油で和えて――と。
和え物のほうは、ラップして冷蔵庫に入れておけば一週間(栃木人は味を濃いめにつけがち=塩分濃度高めなので意図せず保存性をあげてるかもしれない……)ぐらいは持つので、平日に料理する元気がない身の上としては、ごはんのおかずにも晩酌のアテにもなるので重宝してます。土曜の昼当たりでオムレツに入れてみたりなんかしてもおいしい。
スープのほうはマメに火入れしないと一日二日ですっぱくなるのでさっさといただいてしまいましょう。
鶏胸肉のスープによる疲労回復効果については……あんまり?よく?わかりません。
明確に回復してるんだかプラセボなんだかって感じで。
美味しいもの食べれば元気は出るんですよ、ええ。