早苗月 2022
薔薇にはまだ早い先月末、久しぶりに藤を見ることができました。
去年は見頃を思い切り逃してしまっていたので、満開な藤を見ることが出来た嬉しさでマスクの蒸れも忘れる勢い。
いつもの大船フラワーセンターでは、藤棚タイプと、地植えタイプを楽しめるようになっています。
地植えの方だと花が目の前で鑑賞できるので、それほど背が高くない身としては有難い限りです。
白藤の楚々とした風情は、紫の藤とはまた違った美しさという感じがして見比べるとかなり贅沢な心地になります。
実は道産子たるワタクシ、北海道に居住していた頃にほぼ見ていなかった名物があります。
そう、ライラックです!
毎年さっぽろライラックまつりが行われるというのに、一度も見に行ったことがありませんでした。
観光地あるあるのようですが、ワタクシが行かなかったのは単に出不精だった為です。
そんなライラックをフラワーセンターで間近に見ることができました!
下がっているプレートで、和名をムラサキハシドイというのだと知りました。
ライラック=リラは知っていたのですけれど。やはり名は奥深いものですね。
さて、月も半ばを過ぎてからは薔薇を見に行くことに。
がっつりと雨模様でありましたが、ここを逃すと薔薇の見頃が終わりそうな時期でしたので傘装備で出かけました。
薔薇も見頃としては終盤という頃合いでしたが、かなりの種類の薔薇を見れました。
が、あいにくの雨模様のなかでしたので、良き塩梅の写真はごく僅か。
そんな少ないなかから、品種名だけで心が浮き立つ薔薇……それは「ベルサイユのばら」!
オープニングの薔薇はこの薔薇だったのか……なんて、ウッカリ納得しかける迫力のある美しさ。
そして、この薔薇があるということはですよ、当然の如く
いらっしゃるわけです。
気高くも美しいオスカル様と優しい雰囲気のアンドレの薔薇に、しんみりと浸りきっておりました。
薔薇で色々浸った後は、夏蝋梅なども見かけたり。
2枚目はかなり暗く写ってしまいましたが、雰囲気が良い感じだったので載せてしまいます。
最後に綺麗だった更紗空木です。
八重咲きな空木で、花弁の外側が赤く内側が白いせいか、遠目から見ると薄っすらとピンクの色合いでとても綺麗でした。
雨に降られたなかでしたが、かなり充実した鑑賞だったように思います。
来月は梅雨入りしているのか明けているのか……な感じですが、雨にめげず鑑賞しにいきたいです。