好きなゲームで印象に残ったこと-テイルズオブシリーズ-
つ~じ~です。三連休に温泉でも行こうかと予定経てたらちょうど台風でげんなりしました。
先日のブログにて「いい加減ブログのネタも尽きそうなので『好きなゲーム語り100選』とか載せちゃダメですか」とネタ半分に書いたら「技術ネタと半々くらいなら」と許可いただけましたので、ヒートし過ぎてゲームネタだらけにならない程度に記事にさせていただこうと思います。なるべくシステムやプログラム要素に近いネタになるよう意識は致します。
本日の好きなゲーム語りはこちら!
ナムコ/テイルズオブシリーズ
1995年にナムコ社からSFCで『テイルズ オブ ファンタジア』が発売されて以降、2022年現在至るまでシリーズが製作されている国産RPGです。ドラクエやFFに比べるとやってるって言う人少ないですね、寂しいですね。
「テイルズ」とよく略されますが、商標登録的には『テイルズオブ』で登録されているため、なるべく「テイルズオブシリーズ」と呼ぶよう意識したいと思います。
※『テイルズ』は既に商標を取られていたため取得できなかったそうです。ただシリーズ3作目の「テイルズオブエターニア」では公式サイトで「テイルズシリーズ」と書かれちゃってたりします。
本来であれば「ストーリーがすごく奥深い」とか「キャラクターの魅力が」とか語りたいところですが、一応システム屋のブログですので、本稿では私がテイルズオブシリーズをプレイした時にシステム面でとても印象に残ったポイントを紹介したいと思います。
①回復アイテムが割合制
一般的なRPGの回復アイテムは「やくそう:HP30回復」「ポーション:HP100回復」などのように数値固定のものが多かったですが、本作の定番回復アイテムである「グミシリーズ」は以下のような仕組みになっております。
アップルグミ | HP30%回復 |
オレンジグミ | TP30%回復 |
レモングミ | HP60%回復 |
パイングミ | TP60%回復 |
※他にも多くの種類のグミがあります。
自分が初めてテイルズオブシリーズをプレイしたのは中学生の時にテイルズオブエターニアをやったのが最初ですが、当時の自分はこの仕組みとても良いなと思いました。
数値固定回復の場合、レベルが上がり過ぎると「HP999」に対して「やくそう:回復量30」などで「使い物にならねえ!」となることが多いのですが、割合回復の場合、「HP999」に対して「アップルグミ:HPの30% = 999×0.3 = 約300回復」となるのでそれなりに利用できます。逆に最大HPが低すぎると回復量が減ってしまう欠点はありますが、この手の初期アイテムは腐るほど手に入るのがRPGの定番ですので、回復アイテムに困るということは実際ほぼありません。
ゲーム終盤になっても初期のアイテムがまだ利用できる仕組みとしてすごいと思った記憶があります。
②戦闘システムはコマンドアクション、仲間の行動はAIが自動で操作
当時自分がプレイしたことあるRPGは大体ターン制でした。自分の行動を決め、仲間の行動を決め、選択が終わったら選択に沿った行動が実行される。
しかし本作では「プレイヤーはコマンドアクションで技を実行」「基本仲間は勝手に動く」がデフォとなっております。
まず戦闘が始まると、プレイヤーは戦闘フィールドを自由に移動でき、(SFCの場合は)Aボタンで攻撃、Bボタンで技など、格闘ゲームやアクションゲームのような操作感覚で戦闘を楽しめます。十字キーとの組み合わせで別の攻撃を出すことも可能で、RPGでこういった戦闘が楽しめるのは当時の自分にとっては斬新でした。
仲間たちは基本的に勝手に攻撃して勝手に魔法を使って、など自由に動き回ります。もちろん作戦である程度行動パターンは指定できます。既存のRPGにも作戦システムや自動操作は存在していたのですが、これらは「基本は自分で操作し、自動化も可能」というものであり、「基本は自動操作で、ある程度指示も可能」という前提のゲームは斬新だと当時思いました。
ちなみにこうした「戦闘をアクション操作で行う系のRPG」は、実はテイルズオブシリーズよりも前にファミコンの時点で存在していたりします。タイトルは忘れてしまったのですが、YouTubeでレトロゲーム特集を見たときにそんなゲームを見かけて驚いた記憶があります。
③料理システム
テイルズオブシリーズには定番システムとして「料理」があります。料理のシステムはシリーズごとに仕様が違ったりするのですが、大まかに述べると、
「食材を使って事前に料理アイテムを作っておき、戦闘が終わると料理を食べて回復することができる」
というシステムです。戦闘が終わった後のケアに使えます。
戦闘後に勝手に回復してくれるシステムも良かったですし、冒険の最中に料理を作るというのも冒険感が増して良いと思いました。
他にも語れることはありますがこの辺にしておきます。ストーリーもキャラクターもおすすめなので是非とも遊んでみてください。
今回はこれにて。