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株式会社イーツー・インフォの社員ブログ

AIって何だろう~素人が探すコネクテッドカーの世界~

こんにちは。

9回目の投稿になります koma です。

先日、『寝る脳は風邪をひかない』(池谷裕二/著)を読みました。
脳科学の本なのですが、6章に「ヒトの脳と人工知能(AI)」として、絵を描く、曲を作る、文章を作る(フェイクニュースも生成!)などいろいろなAIが紹介されていて、今回も面白かった!

その中で、自動車関連のハッキングについての記述があり、興味があったので少し情報を探してみました。

事故責任はどうなる?

【引用】2022年9月9日 自動運転の事故責任、誰が負う?

2018年4月に政府が発表した「自動運転に係る制度整備大綱」の中で、自動運転などの事故時における責任関係の在り方にも言及されています。

民事責任としては、自動運転の事故も従来通り運行供用者責任となりますが、以下のような例外があるとのこと。

・限定地域の無人動員店移動サービス:車両保有者(自動車運送事業者)が運行供用者になる
・高速道路での隊列走行トラック:走行形態に応じて運行供用者を特定する

自動運転の場合は、運転者が人間ではないので、責任は車の持ち主になる、という事なんでしょうか。

加えて、「高速道路での隊列走行トラック」とは何だろうと思って調べたら、下記のような記事が見つかりました。例えば、これだと先頭車両に人が乗っているので、推測すると責任は先頭の人になりそうです。

【引用】2021年3月5日「高速道路におけるトラックの後続車無人隊列走行技術を実現しました」

また、ハッキングによる事故の場合は、自動車の保有者らが必要なセキュリティ上の対策しておらず、保守点検義務違反が認められるなどなければ、

・自動車の保有者が運行供用者責任を負わない場合→政府保障事業で対応することが妥当

としています。

「必要なセキュリティ上の対策」については、自動運転車に限らず従来の自家用車も含め、将来発売される新車にはサイバーセキュリティ対策が義務付けられるようなので、この対策を指しているのかなと思います。

最後に、AIの過失による事故の責任については

・原因がAI自体にある場合→オーナーが損害賠償責任を負う可能性は低い

というものの、AIが「運転免許試験」に合格しており、公道走行認証を受けたAIである限りメーカーには原則として過失はないことになるだろうとのことです。

製造物責任としては、AIが必ず誤った判断をするのであれば「欠陥」があると認定されます。ただし、高度に知能化されたAIの場合は再現性がない場合も考えられ、このような場合は事故を起こしたA Iの「過失」は明白であっても、「欠陥」があるといえるかはわからないそうです。

過失が明白でも、欠陥とは言い切れない。裁判や保険でこれらを証明するのは難しそうだと感じました。

コネクテッドカー(インターネットへの常時接続機能を備えた自動車)へのサイバー攻撃とは?

【引用】2022年1月13日 10代のハッカーが25台のテスラを遠隔操作したと公表

ドイツのセキュリティ研究者が、テスラ車に影響を与えるソフトウェアの欠陥を発見したと発表しました。
この欠陥により、ドア:窓のロック解除、鍵のない車両の始動、セキュリティシステムの無効化が可能なことがわかったそうです。

この脆弱性は、遠隔操作のサードパーティ製のアプリ(ナビ・ロック・ライトなど)を外部から操作が可能かもしれないという事かと推測します

例えば、突然激しく光ったり、大きな音を出したりして、事故を誘発できるかもしれない。

直接ソフトウェアを攻撃しなくても、事故が誘発される可能性があると思うとぞっとしました。

おしまい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

AIコネクテッドカー自動運転

  koma   2022年11月4日


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