好きなゲームで印象に残ったこと-逆転裁判シリーズ-
つーじーです。今更ポケモンSV買いました、ポケモンBWから一気にSVまで飛んで仕様の変化にどぎまぎしてますが、とても楽しいです。やれることたくさんある。
以前以下のブログにて「好きなゲーム語り100選とか載せちゃダメですか」「技術ネタと半々くらいなら」の流れで作らせていただいたゲーム語りブログ。
今回もまたやらせていただこうかと思います。
原作画像関連は基本未使用でテキストのみでの語りとさせていただきます、版権物は権利の扱いがデリケートなので。ではいきましょう!
本日の好きなゲーム語りはこちら!
カプコン/逆転裁判シリーズ
2001年にカプコン社からGBAで発売された法廷バトルゲームです、いわゆる推理ゲームに該当します。
探偵パートで証拠品を集め、法廷パートで証言の矛盾を暴き、事件の真相を突き止め犯人を追い詰めていくのが大まかな流れです。ナンバリングタイトルとしては2023年2月時点で逆転裁判6まで出ており、その他スピンオフで逆転検事、大逆転裁判など様々なシリーズが展開されております。
このシリーズの魅力を語る人は多く、内容の濃さ、事件の面白さ、綿密なストーリー、個性豊かなキャラクターなど語りどころはたくさんございます。今回はそういった観点とはまた違った点を評価してみようと思います。前回のブログと同じく3つの要素に絞ろうと思います。
①テキスト系のゲームでありながらキャラがすごく動く
テキスト系やノベル系のゲームとなると、大体は一枚絵でキャラは動かず、動いても口パクや瞬きだけだったりします。しかしこのゲームでは登場するキャラのほとんどがアニメーション有りでガッツリ動きます。しかもGBAという容量がかなり制限された媒体でそれを実現しております。
そのおかげでキャラも活き活きとしており、ストーリーに応じた喜怒哀楽をより深く感じることができます。
特に犯人を追い詰め切った時に見せる通称『ブレイクモーション』は特にアニメーションに力が入っており、ブレイクモーション集というまとめ動画が作られるほどです。
当時の自分にはそれらがとても印象的に見え、よりキャラクターへの没入感が増しました。
②とても盛り上がる楽曲。やり取りもまるでアクションゲーム
裁判や推理ものというと厳かなイメージを持つ方も多いと思います。しかしこのゲームは『法廷”バトル”』を自称するだけあり、まるでバトルものであるかの如く熱いBGMや効果音がそこかしこで使われます。そこは格闘ゲームに強いカプコンならではというのもあるのでしょう。
矛盾を突き付けたときには剣戟のような効果音が響き、それを受けた犯人や検事はまるでダメージを受けたかのような効果音が響き、決め手となる証拠品は「くらえ!」と叫びながら勢い良く突きつけます。言論によって相手をねじ伏せる様はまさに『法廷”バトル”』、表現がバトルそのものです。
犯人を追い詰めるときに流れる「追及」BGMは特に熱く評価も高いです。各シリーズに存在し、追及シリーズとして名BGM集にまとめてあったりします。興味がある方はぜひ聞いてみてください。
ちなみに逆転裁判主人公の成歩堂龍一はカプコンの格闘ゲームにも出演してたりします。
③推理できるポイントが多いため常に推理を楽しめる
逆転裁判が出るまでの推理ゲームは、全体的に謎がちりばめられ、選択肢によって分岐し、最後に犯人を当てるのみ、といったスタイルが散見しました。故に『推理』して解答を出すのは「犯人を当てる」のみで、思考を楽しめるポイントが限られておりました。
しかし逆転裁判では、「犯人を当てる」というより「矛盾を見つけ出す」という事に重きを置いております。
裁判が進行すると「証言パート」&「尋問パート」が発生し、その証言の中にこれまでの情報と矛盾するものがあり、それを指摘する。そうすると話が進展し、新たな情報が提供され、また「証言パート」&「尋問パート」が発生、これを繰り返している内に犯人を追い詰めていくことができる。
この「証言パート」&「尋問パート」が作中何度も何度も発生するため、そのたびに『推理』を楽しむことができます。このスタイルが革新的で、後の他社の推理ゲームでもこのスタイルを取り入れたゲームが多数登場します。(有名どころではスパイク・チュンソフト社のダンガンロンパなど)
推理ゲームの在り方を構築したという意味でも革新的なゲームだったと思います。
先日放送されたニンテンドーダイレクトでは『ゴーストトリック』のHDリマスターも発表されました。こちら、逆転裁判の監督が作成したゲームであり、逆転裁判好きにもおすすめできるゲームです。
色んなゲームを知っていきましょう。今回はこれにて。