試験仕様書作成時に注意していること②
前回に引き続き、試験仕様書を作成しているときに注意していることについて執筆してみようと思います。
前回のおさらい
大中小項目の各列の内容(観点)を列内で等しくすることを意識し、それぞれが下位の内容を包含するように区分けする
本題
前提
下記のような試験仕様書テンプレートを想定して話を進めます
- スプレッドシートで作成し、シート内に表形式で記載
- 大中小項目の区分と前提条件/操作手順/確認内容を記載する欄があり、行ごとに結果記入欄が設けられている
注意していること②:ファイル、シート、大中小項目の分類分け
前回は大中小項目についてを取り上げましたが、今回はそれよりも大きい単位での分類分けについて触れてみます。
前提に記載した通り試験仕様書はスプレッドシートで作成しているのですが、そのような形式であるならば、ファイルは1ファイルに纏めるか/複数用意するか、1シートに列挙するか/複数シートに分けるかという検討がまずあり、そのうえで大中小項目を設定していく必要があると思っています。
例えば、それなりのボリュームがある内容かつバージョン毎の確認が必要でそれぞれの内容が同一のようなケースは試験仕様書のファイル自体を分けるなど検討できますし、(WEBサイトの試験によってますが)フロントサイト/管理画面/バッチのようにそれぞれ独立した機能があるならシートを分けるなどを検討できます。
もちろん一つのシートに全て纏めて記入するやり方だって問題はないと思います。
※但し、以下の基準は満たすこと
-
- 上位の分類が下位の内容を包含しているか
- 同階層で内容(観点)が等しいか
この分類分けは、作業のしやすさに関わってきます。自分としてはここがいい塩梅で纏まっていると作業がしやすいと感じています。
補足として、さらに分類分けしたいときは表内に区切り線を入れたり、大中小項目の列を増やしたりなどの方法もあります。
例:区切り線を入れるケース
いかにきれいに纏められるか、日々意識して作業進めます。
まとめ
今回も試験仕様書作成時に注意していることについて執筆してみました。
前回と同じ補足ですが、試験仕様書の形に正解というものはなく「こうしなければならない」というものではないため、状況に応じて参考にしてください。
次回も同じように試験仕様書作成時の注意点について執筆しようと思います。よろしくお願いいたします。