GuardDuty Malware Protection for EC2

概要

AWSでEC2のマルウェア検査の実施を検討していたところ、GuardDuty Malware Protection for EC2というAWSの標準機能が利用できることがわかったため試してみました。

対象・料金

GuardDuty→Malware Protectionと進むと、EC2, AWS Backup, S3の3つの選択肢が表示されます。

EC2

EC2か、EC2コンテナにアタッチされたEBSボリュームをスキャン。自動スキャンとオンデマンドスキャンが利用可能。

S3

指定したS3にアップロードされたファイルを自動スキャンする。

AWS Backup

EC2,EBS,S3を対象に、AWS Backupで取得したバックアップデータのマルウェア検出を実行する。

料金

https://aws.amazon.com/jp/guardduty/pricing/ より

EC2 の Malware Protection 東京リージョン:GBあたり/USD0.05GB
今回の環境では50GBのインスタンスが3台あるため、$7.5(およそ1,200円)でした。

意外と高い

オンデマンドスキャンの実行

実行してみます
GuardDuty > Malware Protection > EC2
インスタンスのARNを入力してスキャンを開始するだけでスキャンがはじまります。

結果の確認

結果は、GuardDuty > Malware scansから確認します。今回は、No threats foundと表示されて、脅威は検出されませんでした。

結果の確認(検出)

EICAR Anti-virus Test Fileを設置してテストしてみます
https://www.eicar.org/download-anti-malware-testfile/

以下のように、正しく検出されました

検出された脅威
1. EICAR-Test-File (not a virus)
Name EICAR-Test-File (not a virus)
Severity HIGH
Hash 131f95c51cc819465fa1797f6ccacf9d494aaaff46fa3eac73ae63ffbdfd8267
File path /var/clamav_quarantine/eicar.com.infected_1751438065
File name eicar.com.infected_1751438065
Volume ARN arn:aws:ec2:ap-northeast-1:555555555555:volume/vol-12345678901234567890A