脳を休めよう
自分の過去の言動や、これからのことについて、いろいろと思い悩んでしまうこと、ありませんか?
人にもよるかと思いますが、私はしょっちゅうで
「もっとああすればよかった」「こうすればよかった」「こうなってしまったらどうしよう」など、思い悩むことばかりです。
過去の言動を反省して次に活かしたり、将来の不安に対してできる限り備えるのも大切なことですが、過剰に思い悩むとうわの空になってしまい…
買い物に行ったのに目的のものを買い忘れたり、
歯磨き粉で顔を洗おうとしたり、と何もいいことがありません。
そんな私ですが、たまたま読んだ雑誌の情報で、こんな思い悩む時間を減らすことができたと感じたので、ご紹介です。
脳の疲れの原因
精神的疲労や、身体的要因がはっきりしていない慢性的な疲労、原因不明の疲労は、脳から来ていることが多いそうです。
そんな脳疲労を引き起こす原因の1つが、先述のように無意識のうちに雑念で満たされてしまう「マインドワンダリング」で、なんと「私たちは生活時間の約47%をこのようなマインドワンダリングに費やしている、というデータもある」※とのこと。
考えなくてもよいこと、考えても仕方のないことに毎日約半分も脳を使い、それで疲れてしまっているのです。
そう考えると、その時間とエネルギーが、とてももったいない気がしてきませんか。
目の前のことに集中する
マインドワンダリングに陥らないようにする手段として、雑誌では「マインドフルネス瞑想」が紹介されていました。
近年、医学・ビジネス界で注目を受けているそう。
瞑想というと敷居が高く感じますが、簡単な方法として、今やっていること、目の前のことに集中してみることが挙げられます。
たとえば、食べるときであれば香りやのど越しに集中してみる。
呼吸をするときに、息を吸って吐く、そのことに集中するだけでもよいそうです。
歩くのであれば、歩く姿勢や、周りの景色に集中してみるのもよいですね。
自分がマインドワンダリングに陥っているなと思ったら、「こんな思い悩みで脳が疲れるのは損!」と考え、その時していることに集中することで、思考の切り替えのきっかけにしてみていただければと思います。
※ “Killingsworth, M.A., Gilbert, D.T. (2010). A wandering mind is an unhappy mind. Science,330..932”
『キイトス 特別編集 心とからだの疲労回復BOOK』2023年12月14日発行, p.009, 株式会社三栄 より