草津月 2025

暑くて気力が底を打ってしまう夏。
冷房のきいた部屋で延々と寝ていたい欲求をねじ伏せて、フラワーセンターへ出かけました。
例年通り夜間開園の季節なのですが、そこまでは気力が持たなかったのでした。

茹だる湿気のなか、爽やかに夏水仙がお出迎えしてくれました。
夏空に映える色合いに、心だけスッキリとした心地です。

夏空に映えるといえば、百日紅も外せません。
ただ、ちょっと見頃を逃してしまったのか、やや寂しい咲き振りでした。

夾竹桃も同じくそろそろ花期終わりなのかな、という雰囲気。
それでも綺麗に咲いているのを見かけると、汗を拭きながらも良い風情だなと感じたりもします。

グリーンハウスへ向かう途中、フウセンカズラのトンネルを見に行きます。
袋状の実が風に揺れる様が目に楽しくてこちらばかり見てしまいますが、小さな花も可愛らしくて癒されました。

いざグリーンハウスの中に入ると、イランイランが沢山咲いてました。
ここまで咲いていると、香りもかなり強くて暫くうっとりと堪能。

そして、なんと実りの夏を見つけました。
バナナとパイナップルが生っていたのです!
スーパーに並ぶ前の状態で見るのは珍しく、ついマジマジと見入ったりしてました。

グリーンハウスといえばお馴染み食虫植物の展示なのですが、ウツボカズラの説明が「世界で見難い植物 第6位」とあって謎に衝撃を受けました。
それはさておき、いつも可愛いムシトリスミレが元気に咲いていたので張り切って撮り。
不思議な雰囲気のモウセンゴケは先に光る水滴が綺麗に見えて撮ったのですが、説明書きをみると虫の動きを絡めとる粘液とあって戦慄。食虫植物は油断大敵です。

締めは、懐かしい感じのクリームソーダを味わいました。
乗ってるミルクジェラードが絶品で、ジェラードだけお替りしようかと悩んだくらいです。

何とか暑さを凌いで鑑賞が出来たのは良かったものの、少し夏バテ気味の気配も感じます。
来月も鑑賞にでかけるため、体調に気を付けつつ過ごしていきたいところです。