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最近は、この歌にはまっている

確か昭和18年頃に作られたものだと思うが、なにぶんにもまだ生を受けていないため

定かではない。

その歌とは「さくら貝のうた」。

歌詞は次のようなもの(記憶にあるもので誤りもあるかも)

「うるわしき さくら貝ひとつ 去りゆく 君に捧げん

この貝は去年(こぞ)の浜辺で ひとり拾いし貝よ

ほのぼのと うす紅染むるは わが燃ゆる さみし血潮よ

はろばろと かうる香りは きみ恋うる 胸のさざなみ

ああなれど わが思いははかなく うつし世のなぎさに果てぬ」

言葉はこびの巧みさ、純粋さ、素朴さ、・・・・昭和時代の歌詞には味があった。

 

  孫竹   2013年10月4日


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