UIとUXとCX
「UI (User Interface の略 ) 」は、 ホームページの場合画面上に表示されているもの、つまりユーザーの視覚に触れる全ての情報を指します。
「UX (User Experience の略 )」は、ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験を指します。
ユーザーにより良い「体験」をしてもらうには、優れたUIが欠かせません。ユーザーとの接触面であるUIを疎かにすると、 結果的に離脱につながります。 わかりにくい構成によって操作に迷いが生じるような不便なサイトや、デザインと商材イメージがかけ離れていたりするとストレスを感じてしまいますよね。
UXは特にターゲット選定が重要で、同じ商品やサービスでも、得られるユーザー体験は人によって違います。その選定によってUI設計も変わってきます。
「CX(Customer Experience の略 )」という考え方も注目されています。
UXは商品やサービスを利用するユーザーの体験に対し、CXはもっと広い範囲で顧客をとらえ、 商品やサービスの機能・性能・価格といった「合理的な価値」だけではなく、購入するまでの過程・使用する過程・購入後のフォローアップなどの過程における「感情的な価値」をもたらす体験を重視するものです。
これまでのマーケティングでは、対象ユーザーの年齢、性別、居住地、家族構成、職業といった属性にあわせたマーケティングを重視してきましたが、これからの時代は、どんな時に製品やサービスを求めるのか、その背景にある状況を重視する方向に向かっています。こういったことの満足度を高めることが顧客体験を高めることにつながります。
CXを高めるためには、飽きずに長く利用し続けてもらうために、より一層UXを高めていくことが大事となり、UXを高めるためには気持ちのいい優れたUIが必要となってきます。
他と差別化される優れた商品やサービスは、これら全てを関連させて強みとしているとも言えますね。