テストに役立つ機能紹介 -マウスドラッグなしでオートフィルする方法-
おいしい飯屋を探すのが好きです。つーじーです。
テストをしているとよくDBデータや設定ファイルとかでCSVデータを使用します。会社で使うデータとなると数十万行データがあることもザラです。CSVデータを作成・編集する際によくエクセルやスプレッドシートを使用しますが、
皆さんは連番データや同値コピーを作成する時どうしますか?
エクセルを扱える人ならオートフィルを使用するでしょう。
選択状態中にセルの右下の■をマウスでドラッグするだけでコピーできる便利機能です。
しかし、もし会社で取り扱うデータが数十万行必要となり、それをエクセルで作らなければならなくなったとなったら?
マウスドラッグで数十万行作るとなると、ドラッグするだけでもかなり時間がかかります。行数が多すぎると処理もどんどん重くなります。
それでもエクセルで数十万行データを作成しなければならない!となったときの為に、
数値入力やマウスのクリックのみで連番データや同値コピーを作る方法をお教えします。
テーブルデータを使う方法
ベースとしてテーブルデータを構築することで、たとえ何十万行という行数になっても一括で処理できるようになります。
1.テーブル化させたいセルを範囲選択した後、
[データ]→[テーブルまたは範囲から]を選択
※外部データを読み込む場合は[テキストまたはCSVから]がおすすめ
2.テーブル作成時に行数を指定した上で[OK]を押す
3.コピーしたいデータのセルを選択し、セルの右下の■をダブルクリックすれば、テーブルの下限まで該当データがコピーされます。
連番コピーしたい場合は、『1,2』と入力してからやればOKです。
テーブルデータを使わない方法
「テーブル形式にしてしまうと、CSVとして管理する時に不都合が生じる」
というパターンもあるでしょう。そこで本項ではテーブル形式に頼らない方法を伝授します。
上記の状態で右下の■をダブルクリックしても何も起きません。下限が設定されていないためです。
しかし、エクセルにはもともと
「隣接する列にデータが入っている状態で右下の■をダブルクリックすると、その隣接したデータの下限までコピーを行ってくれる」
という仕様があります。
隣接する列のデータが途中で途切れている場合はそこまでのコピーとなります。
この仕様を利用すれば大量データのオートフィルが可能です。
1.上述の『隣接する列』を別の方法で生成します。
[ホーム]→[フィル]→[連続データの作成]
2.『範囲:列』『停止値:任意の行数』それ以外はデフォルトを指定し、[OK]を押す
3.任意の行数分のデータが生成されるので、あとは「テーブルデータを使う方法」の3.と同じ「ダブルクリックを使用する手法」で下限までコピー可能。連番コピーも可能。
エクセルには無限の可能性が詰まってると思います。仕事で大いに役立つため、まだまだいろんな使い方を開拓したいです。
今回はこれにて!