ITツールの機能紹介-zoomのブレイクアウトルーム-
つーじーです。
コロナ禍がもう1年以上も続いて、特にIT系の会社ではリモート勤務が大いに取り入れられてきております。
リモート勤務にはチャットや通信ツールが必須となりますが、今回はその中でもビデオミーティングに特化した『zoom』、その機能の一つの
ブレイクアウトルーム
についてご紹介しようと思います。
ブレイクアウトルームとは
「ブレイクアウト」には「脱出する」「取り出す」といった意味があり、「ブレイクアウトルーム」になると「分科会室」「小会議室」といった意味になります。
その名の通り、zoomにおけるブレイクアウトルームは
「メインミーティングとは別の小会議室のような部屋(ミーティングルーム)」
を作る機能となります。
zoomでリモート会議する際、個別のグループで会議をするために現在接続中のzoom会議からサインアウトして、また別の部屋を立ててまたサインイン、終わったらまたサインアウトしてメインの部屋にサインイン…、とか面倒な作業が社内で発生したことはないでしょうか。
ブレイクアウトルームを導入すれば、毎回サインアウトをせずとも個別のルーム会議をすることが可能となります。
ブレイクアウトルームの作り方
※zoomの公式サイトでは「ブレイクアウトルーム」と「ブレークアウトルーム」の2つが混在しておりますが、どちらもただの表記揺れで同義となります。
ブレイクアウトルームはデフォルト設定では使用することができません。以下の通り設定を行う必要があります。
- zoom公式サイトにて、ミーティングを立ち上げるホストアカウントでサインインします。
https://zoom.us/
※「zoom サインイン」などでGoogle検索するとサイトが出てきます。 - ユーザーアイコンをクリックして「マイプロフィール」に遷移後、「設定」→「ミーティングにて(詳細)」
- 「ブレイクアウトルーム」の右のトグルをオンにします。
※「スケジューリング時にホストが参加者をブレイクアウトルームに割り当てることを許可する」にチェックを入れておくと、事前にスケジューリングしたミーティングに対して「参加者を事前にブレイクアウトルームに割り当てる」といったことが可能になります。ただし各参加者のサインイン用メールアドレスが必要です。
これでブレイクアウトルームが使えるようになります。手順1でサインインしたアカウントでzoomアプリにサインインし、ミーティングルームを作成すると以下のように「ブレイクアウトルーム」のボタンができております。
※表示されない場合はzoomをアップデートしてください。
ブレイクアウトルームの設定方法
「ブレイクアウトルーム」をクリックすると、以下のように部屋の設定画面が出てきます
プルダウンメニューで部屋の数を指定します。
「参加者によるルーム選択を許可」にしておくと、各参加者が自由にブレイクアウトルームを行き来できるようになります。
「手動で割り当てる」にすると、ブレイクアウトルームに入る参加者をホストが指定する形になります。
「自動で割り当てる」はほぼランダムです。
「作成」ボタンを押すと部屋が作られます。
各部屋の名称の右側にマウスオーバーすれば、部屋名を変更することも可能です
オプションで「参加者によるルーム選択を許可」「参加者がいつでもメインセッションに戻ることができるようにします」にチェックを入れると、参加者がメインルームとブレイクアウトルームを自由に行き来できるようになります。
諸々設定したのちに「すべてのセッションを開始」を押すと、ブレイクアウトルームが使用可能になります。
ブレイクアウトルームの入り方
ホストまたは参加者が「ブレイクアウトルーム」のボタンを押すと上記のウィンドウが表示されます。
参加したい部屋の右側の「参加」を押せば、メインルームからブレイクアウトルームに移動し、
そのブレイクアウトルームに入ってる人のみで会議が可能になります。
その他備考
- ホストユーザーは他の参加者の参加の制限や追い出し、部屋移動を行うことができます。
- ブレイクアウトルームの設定は保存されません。その都度名前を付けたりする必要がございます。
定期ミーティングのスケジューリング機能を使用すれば事前に部屋立てや名称の設定が可能です。
いろんな機能をマスターしてIT業務を効率化していきましょう。それではこれにて