初花月 2022
今月は観梅! と勢い込んで、いつもの大船フラワーセンターに参りましたら、何やら珍しい椿が咲いているとのことで先にグリーンハウスへ椿を見に行きました。
金花茶(きんかちゃ)という黄色の椿です。
限られた地域に咲いていた熱帯性の椿だそうで、日本に入ってきたのは近年(1980年頃)と説明書きにありました。
紅のイメージが強い椿ですが、黄色というのも柔らかい雰囲気で可愛らしい感じがします。
同じくグリーンハウスでは、スイートピー展なども開催されておりました。
スイートピーはパステルカラーふわふわなイメージなのですが、展示されているとパキッとした色合いも多くて新鮮でした。
紫の縁取りがある方は、神奈川生まれのリップルショコラという品種だそうです。
この時期、あまりグリーンハウスには立ち寄らなかった為か、またも見知らぬ可愛い花が咲いてました。
その名もカエンカズラです。
名が示すように揺らめく火焔のような花ですが、英名は「オレンジ・トランペット・バイン」だそうで、見立ての差というのが名前に出ているのも楽しいところです。
さて。
暖かなグリーンハウスを出まして、やや寒い風が染み入る梅のコーナーに参ります。
玉牡丹という白の八重咲き品種は、大輪なのも相まっておっとりとした風格を感じる咲き振りでした。
内裏という品種も同じく八重の品種。花色が白とありますが花弁裏側が淡い紅色ということで、淡いピンクに見える感じです。色合いの可愛らしさから春めいた雰囲気に浸ってしまいました。
ここまできたら紅梅も八重の品種をとなりまして…撮影に挑んだのは緋の司という品種。華やぎつつも凛とした美しさを感じます。
こうしてみると、同じ八重の梅でも趣といいますか、雰囲気が違って見えますね。
そういう部分が植物鑑賞で飽きがこない一つの理由かもしれません。
来月は桜が咲き始めるでしょうか。
思う存分楽しむためにも、好天に恵まれますように、と願うばかりです。