花残月 2023
お花見の見頃に生憎な空模様続きだったわけですが、上旬には何とか滑り込みでお花見が出来ました。場所はいつも花が一杯で有難い大船フラワーセンターです。
とはいえ、この季節は本当に桜に浮かれて他の花を見過ごしてしまいがち。
そんなことに気づかせてくれたのが、入ってすぐに出会った花水木でした。
毎度のことながら、こんな花があったんだ状態だったのですが、ふんわりと広がる緑の花弁に見惚れてしまいました。
…が、帰宅後調べてみたら、緑の花弁と思っていたのは葉なのだそうです。
花にあたるのは真ん中に見える、小さな粒々なんだそうな…来年は、注意深く花開いているところを狙いたいです。
さて、他にもハナモモも綺麗に咲いていたのです。
体力ゲージが低くなると飛ばしがちな日本庭園にいらっしゃるので、なかなか見頃には出会えないのですが、今年はかなり咲き振りの良い時に見ることができました。
寒暖差が激しい天候が続くので見頃を逃しそうだなと見に行った藤は、予想通り咲き始めでしたが咲いてはくれていたのでホッと一息。
屋外ということもあり、人気が無ければマスクも外たりするのですが、咲き始めでも藤の香りが感じられて良い心地でした。
いよいよ頃合いと、染井吉野へと向かいましたらば、満開でした!
いつも近めの写真なので分かり難いかもですが、凄い立派なソメイヨシノなのです。
今回は遠目からのも撮ってみたのですが、満開具合も大きさも分かって頂けるでしょうか。
快晴の空に映える桜の美しさに時間を忘れそうになります。
しかし、時間を忘れても体力ゲージは減り続けることを止めることは出来ません。
ゲージに余裕がある内に他の桜を見に行きました。
桜の品種名にしては珍しく片仮名…と目を惹いたのがアーコレードという品種です。
説明を見るとイギリスで作出されたとのこと。
どことなく可愛らしい雰囲気のある桜でした。
可愛いといえば、大島桜の咲き振りも素敵で、楚々とした愛らしさが格別でした。
格別な可愛らしさが伝えきれてない気がするのは、いつもの事なのですが。
ラストは、淡い黄緑の色合いが大好きな鬱金桜。
淡い色合いと黄緑の涼やかな風情が、徐々に淡紅に変化していくと違った味わいになるのも面白いですね。
天候が落ち着かない割には、充実したお花見が出来ました。
GWも不安定なお天気模様の予想ですが、折角のGWですから鑑賞に励みたい所です。