わたしが喫茶店巡りを始めたきっかけ
キンキンに冷えたアイスコーヒーが美味しい季節になりましたね!nanamiです。
かねてより喫茶店好きを公言している私ですが、
今日は喫茶店巡りを始めるきっかけとなった背景について書きたいと思います。
私が小学生の頃、当時古美術商だった父と専業主婦の母が
「備前屋(びぜんや)」という名の喫茶店を始めました。
※父が焼き物の備前焼が好きだったのでこの名前にしたそう
▼実家から発掘された写真(外観)
店舗は築100年ほどの古民家で
1階が古美術品+お土産コーナー
2階が古美術品+喫茶スペース
3階は大人向けスペース(大量の春画)※父の趣味
という内観。
古美術品を展示した喫茶店は全国的にも珍しかったこともあり
ロケに来た芸能関係の方が立ち寄られたり
ローカル放送で取り上げられたりと、当時は中々の盛況ぶりでした!
母が淹れたコーヒーを父が買い付けた焼き物の器で飲めるのが自慢の店でしたが、
当時の私にはコーヒーは苦く、こっそり業務用アイスにかけて楽しんでいた記憶があります。
(今思えばアフォガード)
ホスピタリティ精神の塊のような母は
私の誕生日やクリスマスなど事あるごとに2階の喫茶スペースを貸し切りにして
友達を呼んでお祝いしてくれました。
両親共に下戸なのに大規模な新年会を開催してお酒をふるまったり
カラオケやものまね大会が始まったりとハチャメチャな喫茶店でしたが
1つの空間に色んな人が集まってやいやいするあの感じがたまらなく好きでした。
バブル崩壊後に我が家も崩壊し、残念ながら備前屋は閉店しましたが
今でも当時の記憶が蘇り、古い喫茶店を見つけると吸い込まれてしまいます。
(苦く感じていたコーヒーも今ではブラックで飲めるようになりました)
【プチ情報】
当時の備前屋の店内を彷彿とさせる喫茶店をご紹介します♪
気になった方はぜひ行ってみてください^^
★東京都 物豆奇(モノズキ)
★愛媛県 不二家(フジヤ)
再開発や店主高齢化の影響で閉店ラッシュが続く喫茶店界隈ですが、
時代が変わっても変わらずあり続けてほしいものですね!
教訓:喫茶店はあるうちに行け