花見月　2025

お花見シーズンがいよいよ開幕といったところなのですが、今年はなかなか天候が厳しそうな感じ。
とはいえ、咲いているのであれば意地でも見たい！と、曇天模様ではあるなか出かけてきました。
所はいつものフラワーセンターです。

玉縄桜が植えられている広場を眺めて分かる曇天具合。
この日は割と寒いかな？とノンビリしてたら、細かいとはいえ霰が降ってくるというサプライズがあり、大慌てで巡りました。
そんな中でも綺麗に咲いてくれている桜には感謝しかないですね。

この時期の見ごろといえば、馬酔木も見事なのです。
こんなに可愛らしい花を咲かせるのに有毒とは、植物は見た目に油断してはいけないという見本のよう。

這う這うの体で引き上げはしたものの、まだ花見を諦めるには早すぎます。
次こそはと晴天時に出かけたフラワーセンターでは、桜の「春めき」という品種が満開で見頃でした！

桜は枝が横に広がるのが見慣れた感じですが、箒状の木の形になる桜もあって雰囲気が違って見えるものなのだなと見入ってしまうのが敬翁桜です。
端正な佇まい、一重で小ぶりな花が楚々とした風情を感じさせてくれます。

ソメイヨシノなどにはまだ早い時期、しかし、春は他にもたくさんの花が咲く季節。
そんな中でも、見頃が絶妙に難しいと（ワタクシの中だけで評判の）木蓮に出会えました。
こちらの木蓮は写真では伝わり難いのですが本当に高い位置に咲いていて、大好きな花なのに上手く撮れないと嘆くことも多いのです。

高い位置に咲いていて大変という意味では山茱萸も負けてはいません。
いやもう、木蓮はまだ花が大きいので何とか頑張れますが、山茱萸はギリギリです、ギリ。

白い木蓮もあるよねと、近づいてみたらば辛夷でした…というのが良くあります。
もちろん、粗忽なワタクシだからこそかとは思いますが、遠目だと仕方ないと思うのです。モクレン科ですし。

白い花が続きますが、雪柳も好きなのです。
小さい花が連なっている感じも好きですし、雪柳という名の響きも素晴らしいです。
フラワーセンターの雪柳は、元気な枝ぶりも好きなんですけど。

そして白のラストは、初めて見たシリーズに仲間入りの蒲公英です。
いや、蒲公英くらいそこらで見るだろうといわれそうですが、流石にシロバナタンポポは初見でした。
いままで気づかなかったのは、この時期は上ばかり見てしまうというのも大きな理由かもしれないですね。

わざわざ裏側から撮ったのは、蒲公英の在来種・外来種を見分けるには「がく」を見ると良いと聞きかじったことがあったからです。
がくが反り返ってないので、在来種の蒲公英なのだなぁと賢さが1上がった気分に浸りつつ、帰途についたのでした。

来月はいよいよ染井吉野チャレンジ！の時期。
天候に恵まれるよう祈りを捧げつつ、お花見に励みたいと思います。