テスト設計技法 – 同値分割法
どうもーyasuです~ 最近暑くなってきましたー 洗濯物がよく乾く!
前回のブログで、テスト設計技法について一覧を記載しましたので、今回からはそれぞれの詳細を記載していこうと思います。
【同値分割法】
ブラックボックステスト設計の一つで、システムやソフトウェアへの入力データ(パターン)を同じ処理が行われるグループに分けて考える技法です。
グループ内の1パターンを試験すれば、同じグループの全パターンを網羅したと見なす考え方です。
例えば、以下のようなシステムの場合
年齢を設定すると [10代未満/10代/20代/30代/40代以上] のどれかが表示されるシステム
こんなとき、どういう試験をすればいいでしょうか?
ギネス記録の最高齢は117歳らしいので、0歳~117歳の計118パターンの試験?
亀の年齢を設定する場合、10000パターンの試験??
こういった入力パターンが膨大な場合は、同値分割法で考えてみましょう!
同値分割法では、同じ処理が行われるグループに分けて考えるので、例の場合
・設定が ~9 ⇒ 「10代未満」と表示される
・設定が 10~19 ⇒ 「10代」と表示される
・設定が 20~29 ⇒ 「20代」と表示される
・設定が 30~39 ⇒ 「30代」と表示される
・設定が 40~ ⇒ 「40代以上」と表示される
の5パターンになります。
グループの中の1項目ずつ(例:8, 11, 23, 34, 60)を試験すれば、全パターンを網羅した試験パターンと考えることができます!
但し、こういった試験の場合は他のことも考慮しないといけないです
もし、入力がテキスト形式の場合
・入力フォームの最大値を入れたらどうなるか
・小数点が入った値を入れられるか、入れたらどうなるか
・マイナスの値を入れられるか、入れたらどうなるか
・そもそも数字以外が入れられるか、入れたらどうなるか
etc…
不正な入力だった場合エラーとなるのであれば、それもパターンの一つです。
そういう意味では、同値分割法で考えると、全部で6パターンになります
⇒入力が[0~9/10~19/20~29/30~39/40~最大値/不正値]の場合を試験する
試験しないといけないパターンが一気に減りましたね!
次回は、境界値分析について記載する予定です~
ちなみに、ダイエットは横ばい状態(汗)
油断したー