ハマログ

株式会社イーツー・インフォの社員ブログ

AWS WAFでOWASP Top 10の対応

AWS WAFを導入したのでその記録です。
運用コストを考えると、自力でがんばるのはしんどいので、AWSのOWASP10テンプレートを利用しました。
CloudFormationのテンプレートをダウンロード
まずはじめに、以下のページからCloudFormationのテンプレートをダウンロードします。
Use AWS WAF to Mitigate OWASP’s Top 10 Web Application Vulnerabilities
CloudFormation用IAM Roleの作成
続いて、CloudFormationを実行するためのIAMロールを作成します。

IAMの画面からロール→ロールの作成をクリックします。
エンティティの種類は「CloudFormation」を選択します。
権限をアタッチします。
おそらく手抜きのAdministratorAccessをチョイス。
名前をつけて作成。新しいIAMロールができました。
CloudFormationの実行
続いてAWSマネジメントコンソールからCloudFormationの画面を開きます。

最初に入手したクラウドフォーメーションテンプレートを選択します。
スタックに名前をつけて、ロールを選択します。
CloudFormationが実行され、しばらく待つと完了します
ルールが10個できました!generic-detect-admin-accessはIPとURLの設定が必要なので、環境に合わせて調整しましょう。
今回はALBにアタッチして利用しました。導入当初はブロックではなく、カウントに設定して様子をみるのがよさそうです。
作業は以上です。テンプレートとAWSの手軽さのおかげで導入はあっという間に終わりますが、安定するまで運用ルールの監視と調整が必要になりそうです。

今回の環境でもWordPressの管理画面が利用できなくなるなど、いくつかの調整が必要になりました。
AWSOWASPOWASPZAPSecuritysqlSQLInjectionTop10WAFXSSインジェクションウェブアプリケーションファイアウォールセキュリティ

  kaneko tomo   2019年3月14日


関連記事

AWS内部のEC2サーバからメール送信する際のIPアドレス逆引き設定

はじめに AWSのIP逆引き設定に苦労したのでメモ。苦労した原因は、知識&事前調…

AWS Lambda/API GatewayのIP制限が解除されなくて困った話

AWSで環境構築・開発をするにあたって(AWSに限りませんがまあその)、 当然な…

AWS上にWindows+OWASP Zap環境を作る

OWASP Zapでの脆弱性検査を、開発者PCもしくはオフィスの共有PCから実行…


← 前の投稿

次の投稿 →