以下の手順で設定します。
1.Aレコードの登録
2.sendmailの設定
3.AWSへの申請
1.送信元ドメインの検討
e2info.co.jpに対するIPアドレスはすでにウェブ用に利用されているため、逆引き用のドメインを決めます。ここでは、
sendmail.e2info.co.jp
としました。これは、メールの差出人ドメインと一致している必要はありません。
2.Aレコードの登録
上記の手順(1)で決めたドメインをDNSサーバに登録します(正引き)
今回はRoute53に以下のように登録しました。
名前:sendmail.e2info.co.jp
タイプ:A - IPv4 Address
TTL:300
値:NAT GatewayのIPアドレス
3.sendmailの設定
メールヘッダに差出人サーバのIPアドレスは自動的に付与されますが、以下のようにサーバのホスト名が自動的にはいるので、今回設定したsendmail.e2info.co.jpの値が設定されるようにします。
Received: from e2info.co.jp (e2info.co.jp. [200.200.200.200])
以下のように変更しました。
sudo vi /etc/postfix/main.cf
#mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost
# ↓変更
myhostname = sendmail.e2info.co.jp
mydomain = e2info.co.jp
myorigin = $mydomain
mydestination =
relay_domains = $mydestination
systemctl reload postfix
また、以下のコマンドでメール送信をおこない、ログの確認(/var/log/maillog)と受信側でのメールヘッダ確認をしました。
echo test | mail -s "test from server" -r no-reply@e2info.co.jp atesaki@e2info.com
メールヘッダのReceivedが以下のようになっていることと、差出人がno-reply@e2info.co.jpであることを確認します。
Received: from sendmail.e2info.co.jp (sendmail.e2info.co.jp. [200.200.200.00])
4.AWSへの申請
あらためて、
AWS EC2 Eメール上限緩和 / 逆引き(rDNS)設定 申請手順を参考に申請をおこないます。