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Amazon Linux2にCloudWatch エージェントをインストールする

AWSでは、CloudWatchで様々なメトリクスを監視することができますが、ディスクやメモリの使用率など、一部の項目は監視設定することができません。
インスタンス内部にCloudWatch AgentというAWSが用意しているソフトウェアをインストールすることで、標準以外の項目も監視できるようになるため設定してみました。
前提
・Amazon Linux 2
・SSM Agent導入済み(手順)

手順

まずはじめに、以下のポリシーをEC2インスタンスにアタッチします。
今回、Systems Managerのパラメータストアにインストール用のスクリプトが書き込まれるため、必要な権限です。
・CloudWatchAgentAdminPolicy
・CloudWatchAgentServerPolicy
・AmazonSSMManagedInstanceCore

CloudWatch Agentのインストール

Systems Managerの画面を表示して、Run Command→コマンドの実行を選択後、コマンドドキュメントに「AWS-ConfigureAWSPackage」を選択します。
続いて、コマンドのパラメータの指定です。Nameに「AmazonCloudWatchAgent」を、Versionに「latest」を指定します。
インスタンスを選択して実行します。
実行が完了すると、EC2インスタンスにamazon-cloudwatch-agentのソフトウェアが導入された状態になります。

CloudWatch Agentの設定

続いてセッションマネージャーでEC2インスタンスに接続します。
設定ウィザードが用意されているのでコマンドを実行します。
sudo /opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/bin/amazon-cloudwatch-agent-config-wizard
がんばって質問に答えます。基本はデフォルト(そのままEnter)で大丈夫です。
実行がおわると、AWS Systems ManagerのパラメータストアにAmazonCloudWatch-linuxが作成されます(ウィザードで標準の名前にした場合)

CloudWatch Agentを起動する

再びAWS Systems ManagerからRun Commandを選択。コマンドドキュメントには「AmazonCloudWatch-ManageAgent」を選択します。
パラメータのOptional Configuration Locationに「AmazonCloudWatch-linux」を指定。インスタンスを選択して実行ボタンを押します。
成功
メトリクス「CWAgent」が作成されれば成功です
ディスク使用率が取得できるようになりました。

コンソールからコマンドで操作する場合

ステータス確認
systemctl status amazon-cloudwatch-agent
開始
systemctl start amazon-cloudwatch-agent
停止
systemctl stop amazon-cloudwatch-agent
CloudWatchCloudWatch AgentCloudWatch エージェント

  kaneko tomo   2020年9月20日


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