風待月 2022
入梅の前から割と湿気&暑さに戦々恐々としていたのですが、いよいよ本格的に湿気がキツい時期になってきました。
この後に夏の暑さが襲来するのかと思うと、毎年のことながらうんざりとします。
そんな感じで若干下がり気味の気分を、すっきり切り替えるにはやはり眼福なものを愛でるに限ります。
いつもの大船フラワーセンターでは、ちょうど花菖蒲が盛りの頃。
ウキウキしながら、額の汗を拭きつつ鑑賞しに行きました。
お目当ての花菖蒲へ行く前に、ぶらりと園内を巡りましたところ、大好きなホタルブクロを見かけました。
浮かれて撮ったのですが、ヤマホタルブクロ……という知らぬ蛍袋をみつけてしまったのです。
見た感じですが、ヤマホタルブクロの方がちょっと花が小さめな感じがしました。花の色が濃い方がヤマホタルブクロになります。
結構な頻度で通っているはずですが、まだ見知らぬ花に出会えるのが凄い(忘れてるだけの可能性も高し)
と、少々大げさに感動しつつ、紫陽花も堪能しました。
手毬な紫陽花も額紫陽花もどちらも選び難いほど好きなのですが、やはり柏葉紫陽花の独特な佇まいは印象深いですね。
しみじみと見入っていたら、あっという間に汗だくになってきたので、一旦は汗拭き休憩タイムを入れます。
メインの花菖蒲は、いつ見ても爽やかな涼風を感じる心地になります。
実際は汗だくなのですけども。
系統それぞれ趣が違って楽しいのですが、今回は3品種ほどがワタクシにしては綺麗に撮れたと思います。
豪奢な感じがする肥後系からは、神子神楽という品種です。
名前の厳かさからか、色合いの妙か、しっとりとした華やかさといった雰囲気で品がある気がします。
色合いといえば大船系も綺麗なのです。
今回の朽葉という名前の雰囲気も素敵ですが、渋めの色合いがまた存在感あって見飽きることがありません。
最後は、名前がもう涼し気な初霜という江戸系の品種です。
白の清冽さと、江戸系のすっきりとした佇まいから、初霜という名の妙に心の中で拍手喝采です。
帰り際に見に行った蓮ゾーンでは蕾が沢山ありました。
来月は蓮の早朝開園があるので、楽しみでなりません。
暑さが少しでもマシでありますようにと祈りつつ、来月の蓮を支えに乗り切りたいところです。