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株式会社イーツー・インフォの社員ブログ

Chrome(ブラウザ)から印刷できなくなることがある話

こんにちは。

8回目の投稿になります koma です。

最近、印刷ツールによってはChrome(ブラウザ)から、印刷ができなくなることがあるという話を聞きました。
個人的なイメージとしては、edgeから印刷できないことが多いと感じていたので、興味が沸き少し調べてみました。

Chrome Root Program

「Google Chrome」が独自のルートストア「Chrome Root Program」の開始を9月19日に発表しましたが、どうもこちらが関係しているようでしたので、下記記事を参考に調べてみました。

【引用】2022年9月20日
「Google Chrome」は独自のルートストアへ ~「Chrome Root Program」の開始が発表

この記事の内容から推測すると、証明書が「Chrome Root Store」に変更されたため、今までの証明書が使用出来なくなるということのようです。

念のため、用語を確認します。

・ルートストア

簡単に言うと「OSや一部のアプリで信頼に足る認証局 (CERTIFICATE AUTHORITIES)をリストアップしたもの」となります。
CA ルートを信頼するということは、その CA によって発行されたすべての証明書を信頼するということです。
不正行為を行うCAがあればこちらのリストから、対象を削除するようになっています。

・CA 証明書

認証局 (CA) によって発行されたデジタル証明書のこと

今まで「Google Chrome」は、基本的にそのプラットフォームが管理する「ルートストア」を利用していましたが、今後は「Chrome」チームが管理する独自のルートストア「Chrome Root Store」へ段階的に移行すると発表しています。

この「段階的」というのが気になります。

記事では「予期せぬ互換性問題を最小限に抑えるため一部の環境から段階的に解放されるが
多くのユーザーにとっては、シームレスに完了するとみられている」とあります。

推測すると「Chrome Root Store」に切り替わったユーザーから順番に、こちらに非対応のツールを使った場合は印刷ができなくなっていく、という事になると思います。

ということは一時的に印刷できるユーザーとできないユーザーが混在するという事でしょうね。なんとも悩ましい。

この仕様変更に非対応の場合、対応するまでメーカーとしても時間がかかるでしょうから、暫定対策をとる、可能であれば他のブラウザを使用するなどの対応が必要になりそうです。

おしまい。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

Chrome Root ProgramChrome Root Store

  koma   2022年10月13日


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