神無月 2022
歩くと暑い、止まると涼しいという、着るものに非常に困る季節となってきました。
羽織るもので調節とは思いつつ、脱いだ時に荷物になるのが悩ましいところ。
そんな感じでグルグルしながらも、毎度の大船フラワーセンターに薔薇を見に行ってきました。
フラワーセンターへの道すがら、金木犀を見かけました。
盛りは過ぎていたようで香りはそれほどでもなかったのですが、可愛らしい花は見ることができました。
フラワーセンターへ到着すると、すっかりハロウィン模様でありました。
去年の骸骨さん達も少し飾りつけが変わっているのだな……と、ふと吊り下がっているお化けさんに首を傾げざるを得ません。
居たかな、去年……。
記憶が常に胡乱なので居たかもしれない位の心地で散策を開始した訳ですが……
これは、十中八九お化けさんが増えていると思われます(あくまで、たぶんが頭に付きますが)。
来年も増殖するのだろうかと楽しみにしつつ、薔薇ゾーンを目指します。
咲き具合としては爛漫とまではいきませんでしたが、華やかな香りも芳しく見応えも十分でした。
今回は淡い色の薔薇が綺麗でして、緑光という品種は、淡い緑の花弁が柔らかでとても素敵でした。
白から緑の色合いは、どうにもこうにもドストライクな好みなのです、はい。
淡桃の色合いが砂糖菓子のような甘い雰囲気で可愛らしかったアスピリンローズという品種。
何か聞き覚えのある薬品のような名前だと思っていましたらば、なんと解熱鎮痛薬アスピリンをイメージしたのだそうです。
病害に強いそうで、名に恥じぬとはまさにこのこと。
それにしても薬のイメージで薔薇を作るとは凄い着想ですね。
次の薔薇はトーナメント オブ ローゼスという品種です。
咲きかけは優美な雰囲気がしますが、開き切ると可愛らしい感じに印象が変わって見える気がします。
薔薇ゾーンを抜けまして、ふらふらしているとタイワンツバキが咲き始めていました。
秋口から早春くらいまでが花期のようで、これからが見頃とは貴重な冬の華やぎですね。
英名はフライド・エッグ・ツリー(Fried egg tree)だそうです。
目玉焼きと言われてみると、ちょっと美味しそうに見えてしまう不思議。
ちなみに目玉焼きには醤油だったりソースだったりと、その時の気分派です。
最後は秋桜です。
秋の字面が強いせいかすっかり秋の花という印象でしたが、花期は6~11月とかなり長め。
言われてみれば夏も咲いていたなとは思うのですが、秋に見かけると趣深い気がしてしまう単純なワタクシです。
そして相も変わらず吃驚しているのですが、秋桜にも八重咲きがあったとは。
八重咲きのふわふわ感が素晴らしい。一重も好きなのですけどもね!
と、誰にともなく主張しつつも、足が疲れを訴えてきたので帰宅しました。
来月はいよいよ本格的に秋風が染みるようになるでしょうか。
となれば、紅葉狩りに行きたい気がしてくるもの。
ここのところ週末に天気が崩れがちだったので、良き天候に恵まれますようにと願うばかりです。