QM3つのスペシャリティを調べてみた
こんにちは。
koma です。
イーツー・インフォでは、各部署で勉強会が開催されます。開催部署以外の人も興味があれば自由に参加できるのでかなり面白いです。
つい先日の品質管理部勉強会で「テスト/パイプライン/QAエンジニア」という区分があると聞きました。どういったものか気になったので、ブログに纏めようと思います。
イメージがつかみやすかったので、QMファンネル(3D版)原文ではなく、ウィングアーク1stさんが自社用にアレンジした内容から引用します。
引用元 QMファンネルを使ってQAキャリアイメージを描いてみる
テストエンジニア(TE)
スプリットテストエンジニア(スプリットTE)
開発とは別組織で検証の実業務を担当(テスト実装やテスト実行)
インプロセステストエンジニア(インプロセスTE)
要件や仕様からテスト分析をし、テスト設計(テスト分析、テスト設計、テスト実装、テスト実行)を行う。開発エンジニアと一緒に、もしくは開発者自身が検証の実業務を行う。開発者やテストマネージャーに対して、リスクの管理やフィードバックを行う。
テストエンジニアコーチ(TEコーチ)
複数のプロジェクトを掛け持って、テストの技術移転や、品質文化をチームに浸透させる。テストプロジェクトの計画や戦略立案、コントロール、また品質分析をして改善施策を練る。
テストエンジニアコンサルタント(TEコンサル)
各開発組織を横串で連携し、テストの技術移転や、品質文化を組織に浸透させる。組織に品質に対するガイダンスや戦略的指針を提供する。
パイプラインエンジニア(PE)
スプリットパイプラインエンジニア(スプリットPE)
既に用意されている自動テストツールがあり、決められたテストケースをリグレッションテストとして自動テストを実装する。
インプロセスパイプラインエンジニア(インプロセスPE)
テスト自動化の設計、開発、実装、メンテナンスをして、テスト自動化フレームワークをチーム全体で利用できる状態にする。
パイプラインコーチ(PEコーチ)
複数のプロジェクトを掛け持って、自動化やデジタル化を推進する。どの部分を自動化することにより、開発プロジェクトの生産性が上がったり、安定的な運用を実現できるかの戦略を考え、計画に落とし込む。膨大な量のテストをCI/CD環境でどうメンテナンスするかや、どうスケールしていくかといった戦略を立てる。
パイプラインコンサルタント(PEコンサル)
開発組織を横串で連携し、自動化やデジタル化を組織に浸透させる。各開発プロジェクトの運用チームを支援して、自動化の横展開をする。
QAエンジニア(QA)
インプロセスQAエンジニア(インプロセスQA)
開発プロジェクトの中に入り、品質に対する実務や組織に対して品質能力の向上を担う。QCDに対して課題が見えてきたら、チーム内で話し合いやポジティブな振り返りを行い、チームとしての次の課題を見つけ出す。
QAエンジニアコーチ(QAコーチ)
QAの技術移転やプロセス改善を開発プロジェクトに対してコーチングを行う。
QAエンジニアコンサルタント(QAコンサル)
事業に対して、事業責任者(ステークホルダー)と密に連携して、品質の底上げに集中する。事業の推進とリスクマネジメントを考慮して最低限の品質基準を策定し、関係者全員を巻き込んだ形で、話し合い・フィードバックを基に改善していく。
だいぶ端折ってしまいましたが。バランスをとりつつ、自分が発揮するスペシャリティがどれかを見極めるというのはなかなか難しそうです。
アレンジ前の考え方として以下のスライドを引用します。自社用にアレンジしてみると、ふわっとしたイメージではなく、具体的な役割や見えてくると思いました。
その他参考資料:かなり詳しい
おしまい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。